今回の登場人物
英国王室のウィリアム王子とキャサリン妃。素敵な結婚式で世界中の注目を集め、現在は三人の子供とともに幸せに暮らしているお二人ですが、実は破局・復縁を経て、幸せをつかみました。一体どうして破局され、どのように復縁したのでしょうか。
二人の生い立ち
1982年、 父・チャールズ王太子、母・ダイアナ妃のもとに誕生し、英国王室で育ったウィリアム王子。一方、キャサリン妃は、ウィリアム王子と同じ1982年に、英国航空ディスパッチャーをしていた父・マイケル・フランシス・ミドルトンさんと、客室乗務員の母キャロル・エリザベス・ミドルトンさんのもとに生まれました。キャサリン妃のご両親は、1987年にパーティー用品の通販会社を立ち上げて大成功を収め、キャサリン妃は裕福な家庭で育ったそうです。
王室育ちのウィリアム王子と、一般家庭で育ったキャサリン妃。別々の境遇で育った二人が果たしてどこで、どのように出逢ったのかが気になりますね。
出逢いから破局に至るまで
セント・アンドルーズ大学に通っていたお二人。大学内で開かれたファッションショーにモデルとして出演したキャサリン妃に、ウィリアム王子が一目惚れをしたのがふたりの恋の始まりでした。在学中に他の友人も交えた共同生活で絆を深め、2004年から交際が始まります。2006年の年末に彼女の実家で過ごすと約束していたウィリアム王子でしたが、伝統を守りエリザベス女王や家族たちと過ごすことを選びました。そのことで、二人に距離が生じてしまったようです。年が明けるとウィリアム王子は騎兵連隊に入隊し、1月9日のキャサリン妃の誕生日も一緒に祝えないまま、すれ違いが続いて破局してしまいました。
破局から復縁に至るエピソード
のちにキャサリン妃は元彼のウィリアム王子と破局していた頃を振り返り、「当時は幸せではなかったけど、私を強い人間にしてくれた。今まで気づくことのなかった自分という人間を知ることができた。恋愛に時間を取られない、あの時の時間はとても価値のあるものだったのだと、今は思えるようになった」と話しています。
一方でウィリアム王子は父のことが頭をよぎりました。父はダイアナ妃という美しい女性と結婚したにもかかわらず、過去の女性への想いを引きずっていたために、幸せにはなれませんでした。ウィリアム王子は、「キャサリン以外の女性と結婚したら、父と同じ道を歩むことになる」と考え、キャサリンとの関係を修復したいと彼女とのコミュニケーションを大事にとるようにしたのだそうです。
自分と向き合い、じっくり考える時間を持てたことで、お互いの大切さに気付くことのできたふたりは、2007年6月、パーティーでの再会をきっかけに再び求め合い、復縁しました。
復縁後のエピソード
ふたりは生まれ育った環境の違いや階級差などを乗り越え、復縁から3年後の2010年10月に婚約。2011年4月にウェストミンスター寺院で挙式されました。
「相手の長所や自分にとっての価値、そしてそもそも人格の異なる者同士だと気づくことが大事だった。そこからよりよい関係を築くことが出来たと思う」と語ったウィリアム王子。
婚約後は一度もけんかをしていない理由は、一回冷却期間を持ったからだ、ともいえるかも知れませんね。